数日前の話。
閉店前にいくつかする作業のひとつに、現金扱いのとあるブツの在庫確認をしなきゃならんのです。売れた数と補充された数と残った数と。
その日は私がやってたんですが、どうしても前日の数字と合わない。何度かやってみても合わない。 おかしいなと前日の計算をし直してみると、前日の数字が間違えてた。
ちょうどその計算をしてた子も出勤してたので「これ、間違ってるみたいなんだけど…」と確認してみたんですよ。
返答。
「あ、それ間違えてるんです」
……は?
私は耳を疑いましたよ。間違えてるってわかってるならなんでそのとき直しておかないの?と思いますよね普通。つーか、間違えてることをそんな正々堂々と言えるもんなのか?
数瞬私は色んな葛藤を抑えつつ考えて、「どういう計算したの?」ととりあえず聞いてみました。
そしたら、これこれこういう方法でやったけど、間違えてるんです、と言ってくれたもんだ。彼女は私の不穏な空気を察することなく、説明を続けます。
ムカっとした。
「ああそう、わかった」とだけ返答。
使ってた計算機をちょっと(じゃないかもしれない…笑)乱暴に扱ってしまうくらい。
別に間違えてたくらいで怒るほど私は短気じゃない。 自分の失敗を正当化しつつ、自分がやり方をわかってないと気づいているのに強がり続けるその考えに怒りを覚えたのですよ。
ほんとに間違えただけなら普通「え、違ってました? すみません!」で済む話。もしわかってなかったんなら「実はいまいちやり方わかってなくて…」と聞けば済む話なのに。
もしこのリストが経理にまでいってたら、確実に叱られるのは自分だって気づいていないのか君は。以前に似たようなことやったじゃないか……(いらいら)。
とどめは、ようやく私の様子に気がついて発した言葉。
「すみません、直させちゃって……」
だーかーらー、(以下略)。
後になって考えてみれば、ちょっと大人気なかったかな…とタイトルに繋がるのです。もっとやさしく諭してやるべきだったかと思わなくもない。怒るのは私の勝手なんだから、振るとカラカラ音の鳴る壊れそうな計算機にまで八つ当たりして、その子に私の怒りを知らせるのはどうだったかな、と。
まあもう済んだことだからいいけどさー。
ちょっとしたこのムカつきを吐き出したくて書いてみた。